ヘルペスになったら!生活する上で注意するポイント
チクチクとした感覚の後、小さな水疱が複数出現するのがヘルペスの特徴です。
性病のイメージを持っている人もいるようですが、ヘルペスができるのは性器だけではありません。
唇や角膜にできる可能性もあります。
性病ではなく、ヘルペスウイルスによる疾患です。
口唇ヘルペスは文字通り、唇の周辺にできて痛むため、食事をするたびに不快な思いをするでしょう。
唇周辺に出てくることもあるので、人と接するときに目立ってしまいます。
女性の場合はメイクで隠したくなるかもしれませんが、患部に負担をかけないようにする必要があります。
ヘルペスの感染経路は食器やタオルの共有です。
家族やパートナーがヘルペスウイルスに感染して、実際に症状が出ているとき、同じタオルを使って顔を拭いたり回し飲みをするとうつる可能性が高いでしょう。
感染経路は人から人とは限らず、患部を触った手で他の部分を触ると発症することがあります。
口唇ヘルペスに触れてから目をこすると、角膜ヘルペスの危険性があったり、性器を触ると性器ヘルペスが出来ることもあります。
一度感染すると完治しないところも特徴とされ、治ったように見えてもウイルスは潜伏しています。
睡眠不足や疲れが溜まっているときなど、免疫力が落ちていると再発することがあるので、普段から規則正しい生活をすることが大切です。
ヘルペスになってしまったら、できるだけ早く治療して下さい。
最初は水疱ができて気が付くことが多いですが、再発を繰り返しているとチクチクとした前兆で分かることもあります。
口唇ヘルペスには市販の塗り薬がありますが、市販の塗り薬を使用できるのは再発した場合です。
初めてヘルペスになった人は、必ず皮膚科など病院へ行き、医師の診察を受けるようにしましょう。
治療薬はバルトレックスなどの飲み薬で、これを医師の指示に従って服用すればヘルペスが消滅します。
治療中は患部を清潔に保ち、ご自身が感染経路にならないように注意する必要があります。
口唇ヘルペスは性器に感染する?
口唇ヘルペスが感染するのは、相手の唇とは限りません。
パートナーとキスをしたときに唇に感染する可能性はありますが、オーラルセックスをすることで口唇ヘルペスが性器に感染することも考えられます。
どちらか片方が口唇ヘルペスを発症しているときは、パートナーのためにもキスやオーラルセックスを控えるようにしましょう。
性器に感染すると、症状がより重いのは女性側です。
男性の約2倍と言われるほど感染しやすいので、注意するに越したことはありません。
ヘルペスの特徴である水疱が潰瘍になったり、人によっては排尿に支障をきたすこともあります。
発熱することもあるため、予防することが最善の方法です。
それでも感染した場合は、すぐに病院へ行って治療を受けて下さい。
口唇ヘルペスと同じように治療薬としてバルトレックスが使われることが多いので、指示通り服用します。
再発を繰り返すヘルペスが性器にできると、人によって頻繁に再発することも。
最近では再発を抑制するための治療も行われているようなので、医師に相談して正しい治療を受けましょう。
性器ヘルペスは性交渉が感染経路ということもあり、20代を中心とする若い患者が多いと言われています。
性器といっても肛門付近に水疱が出てくる人もいますが、すぐに見て確認しづらい場所です。
そのためチクチクと痒くても、違和感を放置してしまいがちです。
感染してから症状が出るまで約1週間ほどの潜伏期間があり、人によっては10日ぐらい目立った症状が見られません。
その間にうつしてしまうこともあるでしょう。
パートナーが感染することを防ぐためにも、早めに異変に気付く必要があります。
普段からコンドームを使うことも、お互いのためにできることです。