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トリコモナスはどうやって検査する?

トリコモナスは性病の一つで、トリコモナス原虫と呼ばれる肉眼では見ることが不可能なほど小さな原虫が性器に入り込んで炎症を起こす病気です。
男性の場合には前立腺や精嚢、そして尿道に寄生しますが、女性の場合は膣内や子宮頸管、膀胱や尿道に寄生し、男女共に尿道に感染した時には尿によって流される可能性があります。
感染してから10日ほどの潜伏期間を過ぎた後に徐々に性器やその周辺にかゆみなどの症状が現れます。

トリコモナスは感染経路が多いという特徴があり、主な感染は性行為によるものですが、他にも下着やタオル、便器や浴槽を通して感染することもあるのです。
したがって、性行為の経験がない方や幼児も感染する場合があります。
患者数では女性が男性より圧倒的に多くなっています。
トリコモナスは感染していても症状が出ないという方が20パーセントから50パーセントほど存在するため、気がつかずに放置をして悪化してしまったというケースが少なからずあります。
少しでも下半身、特に性器や尿道周辺に不快感を感じたら、とにかく病院へいって性病検査をしてみましょう。
悪化すると尿道炎や不妊などの原因になってしまう恐れがあります。

病院でのトリコモナスの検査をするには、男性は問診ののち尿検査をし、女性は問診ののち、膣から分泌液を採取します。
尿や膣から採取したあとはその場で顕微鏡を覗き込んでトリコモナス原虫の有無を確認する鏡検法と、培養法があり、鏡検法はその場ですぐに感染しているかどうかが判りますのでそのまま治療に入ります。
培養法は結果を把握するのに1週間ほどかかるのでその場では診断が出来ませんが、少数のトリコモナスでも見落とされる心配はありません。
どちらの検査法も極端に痛みがあったり費用がとても高いということもありませんから、下半身に不快な症状を感じたらすぐに検査を実施してもらいましょう。
男性は検尿なので泌尿器科で検査、女性は婦人科を受診して検査を受けましょう。
検査結果が出るまでは性交や家族間でのタオルの共有などはやめておいてください。

女性に多い性病トリコモナスの治療方法

トリコモナスは主に女性のおりものなどに異常をもたらしますが、原因のトリコモナス原虫は男性には症状を起こさずに感染します。
患者数に女性が多いのは、症状が出るのが女性であるからです。
もしも性行為を行っている女性にトリコモナス感染を疑われる場合には、パートナーである男性も一緒に治療を開始しましょう。

女性のおりものに悪臭を伴った泡のようなもの、色が黄緑色になる、やたらと敏感になりかゆみなどを感じる、といった時には性病を疑って、病院での検査が必要です。
色んな性病がありますがどれも潜伏期間を含めると症状が出るまでに時間がかかっていますから、忙しくて病院へ行く暇がないなどと言わずに出来るだけ早く病院で検査、治療を始めましょう。
最初は下半身のちょっとした不快感で済んでいても、病気が進行して悪化すると尿道炎がおきたり不妊や流産の可能性が出てきてしまうので注意しなければなりません。

トリコモナスの治療にはメロトニダゾールという薬を使います。
風邪の治療などと同じで薬を服用することでトリコモナス原虫を殺菌する方法で症状を改善していくのです。
メロトニダゾールを使うことで治療成功率は9割以上と言われており、さほど高価な薬でもありませんので安心して服用して下さい。
かかるクリニックによって違いますが、メロトニダゾール薬2グラムを1回飲む方法と、メロトニダゾール薬500ミリグラムを1日に2回飲むのを7日間続ける方法があり、副作用としては吐き気や下痢、皮疹を起こすことがあります。
ごくまれですが手足のしびれや意識が朦朧とすることがありますので、体調には注意を払って異変を感じたらすぐに病院へいって担当の医師へ告げましょう。

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